夜の眠りや日中の眠気といった睡眠の問題でお困りの方を対象とした外来です。
寝つきが悪い、すぐに目が覚めてしまう、夜に目が覚めてそれから眠れない、なんだか寝た気がしないなど、睡眠に関する問題がある方のための診療を行っています。
ひとくちに”不眠”と言っても、原因は様々です。
精神的なものが原因の不眠もあれば、身体的なものが原因の不眠も多く存在します。
足がムズムズする、いびきが気になる(睡眠時無呼吸症候群)、などの症状も、当院にご相談ください。
お話を伺い、それぞれの方に合わせた睡眠指導を行い、必要ならばお薬を処方いたします。
夜勤がある方、交代勤務の方の不眠
仕事を終えて朝方に帰宅しても眠れない、仕事中も眠くて困っている、という方が多くいらっしゃいます。
睡眠不足になることが多いので、こころと身体にストレスがかかってしまいます。
だんだん疲労がたまっていき、気分の落ち込みが出てきて、眠れなくなる、というパターンが典型的です。
職種に特徴があります。警察、消防のような公務員や、看護師、介護士のような医療福祉系の方に、このような不眠が多く認められます。
私自身が実体験としてこれまでも見聞きしていますが、3交代制の病院での病棟勤務は特に生活リズムを整えにくいと思います。
1年目は仕事を覚えるだけでもつらいのに、眠れないとなると、メンタルの調子が崩れがちです。
3年目、4年目以降の人も疲れは確実にたまります。ましてや早番、遅番もあったりしたら・・。
頑張りすぎないでいただきたいですが、そうもいかない場合も多いと思います。
せめて眠れるだけでもだいぶ違ってきますので、とにかく無理はしないで、早め早めに受診して睡眠だけは取れるようになさってください。
工場勤務、ビルメンテナンスやIT系の人もよくいらっしゃいます。月1回の夜勤でも睡眠リズムは崩れてしまいます。眠れなくなったあと、気分の落ち込みなどが見られ始めたら注意が必要です。人それぞれですが、割とあっという間にそうなってしまうことがあります。
まだ社会人ではない、学生の方でも夜のコンビニバイトで調子を崩して、授業に出られないということがあります。
オンラインゲームや動画視聴などで夜ふかしをしてしまい、睡眠リズムが崩れてしまったというケースもあります。
忙しいとは思いますが、「調子が変だな」と思ったらお早めにご相談ください。
長々書きました。毎日忙しいと生活は不規則になりがちです。睡眠時間を確保しましょう。